エレファントなギークになるゾウ

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かつれつ四谷たけだのカキフライが美味すぎる

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死ぬまでにあと3回食事ができるなら、3回ともカキフライを食べた上で、地獄に落ちても良いから4回目を懇願するくらいカキフライが好きです。そして、カキフライは かつれつ四谷たけだ でしか食べません。なぜなら、そこが僕の美味しいカキフライ探しの旅の終着点だからです。もしもあなたがこれからカキフライ探しの旅に出るというのなら、片道切符で大丈夫ですよ。

今年もカキフライのシーズンがやってきたので、たけだのカキフライに対する個人的な想いを書き記したいと思います。

 

かつれつ四谷たけだ について

四ツ谷駅西側のしんみち通りを入ってすぐのところにある『かつれつ四谷たけだ』。このお店は揚げ物専門の定食屋という感じで、元々はエリーゼという名の洋食屋さんだったのが、2代目店主の揚げ物へのこだわりから揚げ物専門店としてリニューアルしたらしいです。

このお店の看板メニューはもち豚ロースかつやポークジンジャーで、個人的にはチキンカツも大好きですが、そんな強豪メニュー以上に愛してやまない料理があります。それが、カキフライです。

たけだのカキフライの特徴

個人的に考える美味しいカキフライの条件は、

 

1.衣:軽くてサクサクで良い香り

2.火の通り具合:熱々でプリプリでジューシー

3.牡蠣:臭みが無くてクリーミー

 

3点です。たけだのカキフライは、これら全てをハイレベルで満たしているのです。

 

 

 

 

1.衣:軽くてサクサクで良い香り。

衣が分厚かったりガチガチなのはいただけません。薄すぎたり剥がれかけてるようなのもダメですが。天の羽衣のように軽く優しく牡蠣を包み込むことで牡蠣の旨味を逃さず、サクッ・プリッ・ジュワッっという神秘体験をさせてくれる衣は、まるで僕に悟りを開かせてくれるかのようです。

また、かつれつ四谷たけだの衣はとっても良い香りなので、口元に持っていくと食欲を増大させてくれます。香りだけで米が食えそうです。美味しい衣はもはや調味料なんですね。

 

2.火の通り具合:熱々でプリプリでジューシー。

熱々になるまで火が通っているけれど、身はプリプリのままで、この上なくジューシー。まるで神々だけが食すことのできる天国の果実のようです。これを体験すると、他のお店のカキフライは食べられない殿上人になってしまうので、大変申し訳ございませんが自己責任でお願いします。

 

3.牡蠣:臭みが無くてクリーミー

フライにすること自体が生臭さを軽減させる調理法だとは思っていましたが、たけだのカキフライはもう別次元ですね。新鮮な牡蠣を使用して下処理も完璧だからなのか、一切の生臭さが無く、純粋な牡蠣の良い香りだけが口の中に広がります。牡蠣を「海のミルク」と例えるのは栄養価の面からだと思っていましたが、初めてたけだのカキフライを食べたときに僕はこう思いました。「あぁ、本当に極上のミルクを飲んでいるかのようだ」、と。

僕はかつれつ四谷たけだ でカキフライを食べて以来、他のお店ではカキフライを食べていません。どう考えても「あぁ、やっぱりたけだの方が美味い」ってなるから。

 

自家製タルタルソースが素晴らしい!岩塩もお試しあれ。

カキフライといえばタルタルソースですよね。

とんかつソースやウスターソースも無くはないですが、これだけ美味しくて臭みの無いカキフライなら、素材自体の味を余すことなく味わえるタルタルソースがオススメです。酸味が控えめで、しっかり卵の味も感じられる自家製タルタルソースをたっぷり乗せて食べるたけだのカキフライの美味さは、もう言葉では表現できない領域です。自分がこの世に生まれてきたことに心から感謝してしまいます。

また、本来とんかつ用に置いてあるテキサス岩塩を軽くかけるのもぜひ試してみて欲しいです。牡蠣は元々塩気があるため、軽く塩を振るだけでも十分なのです。衣がサクサクのままで、たけだの衣の香りと美味さがしっかり味わえます。カキフライと焼き牡蠣のハイブリッドのような、贅沢この上ない食べ方です。

 

豆知識と注文のコツ

年内と年明け以降とで牡蠣の産地が変わります。

たけだの牡蠣は、12月末くらいまでは三重県鳥羽産の牡蠣、年明けからは岩手県大船渡産の牡蠣を使っているようです。

三重県産の牡蠣は丸っこくてプリプリしてて、臭みが全然無くまさにクリーミーなので、牡蠣が苦手という人でも美味しく食べられると思います。11月くらいから丸々と太り始め、12月がピークです(もしかしたらそのあとも美味しいのかも知れないけど!)

岩手県産の方は俵型で味が濃く、これぞ牡蠣!という感じなので、牡蠣大好き人間にはたまらないです。1月だとやや小ぶりですが、3月になると味噌汁のお椀より大きいようなバカでかい個体が出現して、4月末まで無双状態です。34月の旨味の量が半端じゃないので、この牡蠣は春の雪解けで海中のプランクトン濃度が高い時期がピークなんじゃないかと個人的には思っています。

 

注文のコツは『肉増し』。

カキフライは、大きい牡蠣の方が火の通り具合の関係などで美味しくジューシーに仕上がります。たけだで使われている牡蠣はかなり大きいものですが、注文するときに『肉増し』でとお願いすると、その中でもさらに大きい個体を選んでもらえます。350円くらい(?)上乗せになりますが、量がグラム単位で増えるので、「〇個追加で」といったオーダーよりもお得だそうです。カキフライが好きで好きでたまらないという方には、ぜひ試してみて欲しいオーダーです。

 

まとめ

色々なお店で、メニューにあればほぼ必ずカキフライを食べていましたが、たけだのカキフライに匹敵するようなカキフライはほとんどありませんでした。唯一、上野御徒町の『ぽん多本家』のカキフライはまた食べに行くかも知れませんが、音楽に例えるならロックとクラシックくらいベクトルの違うものです。

たけだのカキフライは、カキフライ好きの人はもちろん、牡蠣がちょっと苦手という人にも試してもらえたらと思います。牡蠣って、鮮度や保存状態が悪かったり調理方法が良くないと、途端に味が落ちてしまう、誤解されやすい食材だと思うのです。最高の牡蠣を、最高のお店で食べるとこんなにも美味しいんだということを知ってもらえたら嬉しいです。

これから春先までの牡蠣のシーズン、機会があればぜひ『かつれつ四谷たけだ』のカキフライを食べに行ってみてください!

 

 

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